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  玖倍理湯井

 

 

 

● 歴 史

『豊後風土記』に記されている高熱温泉(地獄)で、同書には、 玖倍理湯の井、郡の西にあり、此の湯の井は、郡の西の河直山の東の岸にあり、口の径は丈餘なり、湯の色は黒く、○、常は流れず、○に井の邊に到りて、聾を發げて大言べば、驚き鳴りて涌き騰ること、二丈徐りばかりなり、其の気、熾りて熱く、向ひ近ずくべからず、縁邊の草木は、悉皆枯れ萎む、因りて○湯の井といふ、俗の語に玖倍理湯の井といふ(原漢文) と、玖倍理湯の井の所在、規模・状況・周囲の状況、呼び名などについてくわしく記されているが、地獄の所在については、長い間いろいろな学者によって論議されている。

場 所