別府歴史資料電子図書館  トップ浴場総目次

 
 

   御手洗温泉

 

 

 

● 歴 史

江戸時代末、野田村字御手洗(血の池地獄附近)にあった温泉。 天保初期の絵図をみると、赤湯山の山すそまで開かれた水田の山ぎわに「地獄」と記された溜りと「御手洗温泉」と記された溜りが連なって東に流れ、無田川(柴石川)に合流するありさまが描かれている。 泉名御手洗の名は、野田村小字名「御手洗」と一致する。小字名「御手洗」は、泉名「御手洗」からとられたのではないだろうか。いずれにせよ、「御手洗温泉」の名称から浴場としての性格をもった温泉であったことはたしかであろう。今後の研究がまたれる。

場 所