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   宮路ノ湯

 

 

 

● 歴 史

大字鶴見九四八番地の一(元鶴見村)鶴見権現杜の西方春木川左岸に湧出していた温泉で、「鶴見七湯記」にも記されている。 明治四十二年(一九〇九)佐藤藏太郎の『別府温泉誌』に、「宮路ノ湯、鶴見神社の林中より湧出づ、故に名く、今は湯坪二つに成り遥に西方火賣の神山領内より流来る也、湯は風土記に載る玖倍理湯是なりと言伝て上古より有ところの温泉なり。」とある。「玖倍理湯是なり」の語が目をひくが玖倍理湯については、学説区々として定まらず、未だ定説はない。


場 所