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  筋湯(亀川)

 

 

 

● 歴 史

亀川中央町四-一(元御越町-亀川町六五六-二)旧国道ぞい西側にこの浴場は、大正三年(一九一四])泉源を亀川町六五三-一に求めて開設された小さな浴場である。 古くは、石造の湯槽が一泓で男女混浴だった。 いまはこれを二槽に区切って男女別としてあるがお湯は通い会っている。 お湯は時々白くにごったり、清く澄んだりするが、「白くにごるのは、薬帥様がはいったためである。だからその後ではいると病気がよく治る。」と語られている。 今は共同浴場となっており、区民の人々の入浴は無料である。外来者に対してもむつかしい規則はない。心づくしのお賓銭で入浴することができる。入浴時間は、午前六時三〇分から午後一〇時三〇分まで。つまり、経営方法も市内の他浴場とは違った形で運営されており、昔の姿をそのまま残した珍らしい浴場である。 なお、この温泉は、神経痛、リユーマチ、その他、諸病に特効があるため、入湯客のたえることがない。

場 所