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  上人ケ浜砂湯

 

 

 

● 歴 史

上人ケ浜海岸、別府市美術館の南側に当り海と松林に囲まれている。工事費は二、○〇○万円で昭和六十年(一九八五)十二月二日造成工事に着手。落成式は同六十一年(一九八六)五月二日午前一〇時半からおこなわれた。 落成式のもようについて、今日新聞には「約五十人の出席者を前に式では、脇屋市長、村田政弘市議会議長、友永文月別府商工会議長会頭、岩崎二郎市観光協会長、ゲストで漫画家の富永一郎さんが玉串を捧げた」と記されている。 この天然砂湯は、別府市が総事業費二、二一八万三、○○○円かけてつくった。内わけは建物(上ノ湯・脱衣場)に九三〇万円、砂湯に七七〇万円、ボーリングに四二〇万円その他九〇万円である 施設のうち砂湯は造成面積一二〇平方メートル、深さ約六〇センチ(七〇センチ-一メートル)掘り下げ、大野川の川砂約七〇立方メートルを投入。一五メートルはなれたところにある泉源からパイプで温泉を通している。利用可能な最大人員は約三〇人である。上り湯は砂湯に隣接して造られ、男女浴場、更衣室・トイレ・控え室などがある 入浴料は、あがり湯の料金まで含めて一人六百円コインロッカー五〇円となっている。浴衣は貸してくれる。営業時問は、四月から十月までは朝八時三〇分から十八時まで、十一月から三月までは九時から一七時までである。 なお付近には、上人ケ浜公園・別府市美術館・国際観光港などがある。


場 所