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  谷の湯

 

 

 

● 歴 史

鶴見北中(元久留島領北中村)にある共同温泉で『鶴見七湯記』に記されている。 古くから開かれた浴場で、明治四十三年(一九〇九)佐藤蔵太郎『別府温泉誌』には、谷の湯、明礬山より流下るを十八町程渓川の末にして、此陽春三月末四月の初頃より湧出、秋九月の末梢陽気沈む頃に出止る礬気あるも遠く地下を流るるより湯は至て和らかなり。とある。鶴見七湯とは、鶴見領のうち鶴見岳の山腹にあった七ツの温泉浴場をさし、古くから鶴見七湯と呼ばれていた。『別府温泉誌』の記録は鶴見七湯記から引用したものであろう。

場 所